エボリューションIII TOC計〈TOC(全有機炭素)連続測定器〉 TOC計

ティ・アンド・シー・テクニカル

エボリューションIII TOC計〈TOC(全有機炭素)連続測定器〉

使いやすくシンプル。高い信頼性を誇る、湿式酸化型連続オンラインTOC計

ティ・アンド・シー・テクニカルは創業以来、オンライン連続測定TOC計の性能を磨き続け、世界に誇れるハイコストパフォーマンスTOC計の躍進を目指してきました。計測機器の原点である“使いやすさ”“シンプル設計”“信頼性”に立ち返り、運用する毎にユーザーに安心感を得られる計器造りを追求してきました。
エボリューションIII TOC計の測定原理は連続湿式酸化型+NDIR検出方式。ティ・アンド・シー・テクニカルが独自に設計した連続式6連シリンダー型曝気チャンバー搭載により、高濃度無機炭素の連続安定除去だけに留まらず、これまで比較的困難とされてきた過酸化水素・オゾン等を含有する生産水回収水ラインの連続オンラインTOC測定が可能となりました。
標準機種と上位機種をラインアップし、高アルカリサンプルにも対応します。




特徴

  • ハイコストパフォーマンスTOC計
  • 完全連続測定
  • コンパクトサイズなTOC計
  • オートキャリブレーション機能
  • プリンター接続可能
  • オールステンレス筺体仕様対応可
  • COD換算機能対応
  • ラボ使用対応可
  • 瞬停止・渇水時の自動復帰運転対応
  • 簡単操作で使いやすいTOC計
  • 試薬使用量の大幅削減
  • カスタマイズ仕様可

基本仕様

 

項 目

Standard model
標準機種

High-end model
上位機種

 測定項目

全有機炭素(Total Organic Carbon)

 測定原理

連続湿式酸化型+NDIR検出方式

 測定範囲

レンジA:0ー2000ppb レンジB:0ー30.0ppm
レンジC:0ー50ppmレンジSP
:0ー5000ppb 希釈レンジ:(希釈装置仕様)

レンジA:0ー2000ppb レンジB:0ー30.0ppm
レンジC:0ー50ppmレンジSP
:0ー5000ppb 希釈レンジ:(希釈装置仕様)
限定したサンプル水への対応 分析時間可変※1 
高アルカリサンプルへの対応※2

 測定周期

連続測定

 反応時間

標準シリンダー(約5分)/6連シリンダー(約10分) 【応答率:90%】

 試料水圧力

0ー0.5MPa(無圧でも自動吸引します)

 試料水流量

約100ml/min

 試料水温度

5ー50℃

 分解能

レンジA, SP:5ppb レンジB, C:0.1ppm

 繰返精度

レンジA, SP:±2%FS レンジB, C:±2%FS

 試薬

リン酸溶液を使用 約5L/月

リン酸溶液を使用 約5L/月 変動あり

 酸化剤

過硫酸ナトリウム溶液を使用 約5L/月

過硫酸ナトリウム溶液を使用 約5L/月 変動あり

 校正用試薬

フタル酸水素カリウム溶液を使用(KHP)

 キャリアガス

高純度窒素ガス(>99.98%)又は高純度ドライエアー仕様(オプションユニット要)

 警報出力

TOC値Hi、Low 計器異常警報(標準装備) 2点のリレー接点、AC125V/0.5A(定格)又は30VDC/2A以下

 出力信号

4ー20mA TOC測定値 最大負荷:600Ω

 通信

RS485(Modbus) USBインターフェース(データログ用)

 設置環境

周囲温度:5ー40℃ 周囲湿度:5ー80%(結露なきこと)

 寸法・重量

1250(H)×480(W)×400(D)mm(突起物除く) 約60kg

 電源仕様

AC100V ±10% 50/60Hz(海外電源電圧への対応可能) 約130VA(MAX時約200VA)

 重量

約60kg

 通信

インターフェイス:RS-232C
条件:9600bps・8bit Data・Parity 無し・stop bit : 1

 プリンタ

RS-232Cポートにて接続(推奨オプション:型式 DPU414)

備考:
①リン酸溶液を使用するので計器排水の取り扱いに注意して下さい。
② 計器ドレインは必ず大気開放として下さい。
③ 希釈レンジとは、TOC計とオプションの希釈装置の併用仕様となります。
④ 海水サンプルの測定は別途ご相談下さい。
⑤ ※1、※2につきましては別途仕様のお打合せが必要となります。


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